地球温暖化(ちきゅうおんだんか)とは地球表面の大気や海洋の平均温度が長期的に見て
上昇する現象である。生物圏内の生態系の変化や海水面上昇による海岸線の浸食といった、
気温上昇に伴う二次的な諸問題まで含めて言われることもある。
その場合「気候変動」や「気候変動問題」という用語を用いることが多い。
特に近年観測されている(更に将来的に予想される)
20世紀後半からの温暖化について指すことが多い。単に「温暖化」と言うこともある。
現在、温暖化が将来の人類や環境へ与える悪影響を考慮して、
さまざまな対策が立てられ、実行され始めている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ヒートアイランド」という語は英語からきており、直訳すると「熱の島」であるが、
これは気温分布を描いたとき,等温線が都市を中心にして閉じ,
ちょうど都市部が周辺から浮いた島のように見えることに由来する。
この異常な温度上昇の主な原因は、ビルや道路のアスファルトによる太陽光の蓄熱、
都市部に林立するビルの空調設備から排出される暖気、
自動車のエンジンなどから排出される廃熱、樹木の減少によって起こるアーバンドーム
(都市部がはげ山と同様の状態になる現象)による土中の保水力低下、
これらが都市部のみならず周辺部の気温も異常上昇させ、
さらには気象をも異常にしている。その例としては気温の上昇により
生じた上昇気流による突然の豪雨、落雷や、高気温が挙げられる。
また、近年高層化が進むビルが、海や川の沿岸部に建てられ
風の流れを遮り、それがさらに都市部の高温化に拍車をかけていることがわかって来ている。
ヒートアイランド
温室効果ガス
大気圏にあって、地表から放射された赤外線の一部を吸収することにより温室効果をもたらす気体の総称である。
対流圏オゾン、二酸化炭素、メタンなどが該当する。近年、大気中の濃度を増しているものもあり
地球温暖化の主な原因とされている。
京都議定書における排出量削減対象となっていて、環境省において年間排出量などが把握されている物質としては
、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)(=一酸化二窒素)、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)、
パーフルオロカーボン類(PFCs)、六フッ化硫黄(SF6)の6種類がある。
最新のIPCC第4次評価報告書では、人為的に排出されている温室効果ガスの中では
二酸化炭素の影響量が最も大きいと見積もられている。
従って、その場合に温暖化防止に向けての適切な対応が電力消費を抑えることであるのは明白なのである。
これに対する懐疑論も見られるが、多くは反論されている。
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地球温暖化対策推進本部