ICタグ
ICタグとは、小型の情報チップのひとつ。RFID(Radio frequency identificationの略)の一種である。
ICタグリーダーから発射される電波によって微量な電力が回路内に発生し、
その電力で情報を処理し、リーダーに送信する。
大抵の場合、使用できる電波出力の関係などから、
ICタグとICタグリーダーを近づける必要はあるが、必ずしも接触する必要はない。
商品にICタグをつけておくことで、生産者や流通経路を記録することもでき、
物流管理への貢献が期待されている。
日本におけるICタグ利用のガイドライン
日本においても、プライバシー保護の観点から、総務省等が「電子タグに関するプライバシー保護ガイドライン」を作成している。 それによれば、個人情報が「消費者が気付かないうちに、望まない形で読み取られる等のおそれがあります。」 として、
タグが装着されていることの表示
タグの読み取りに関する消費者の最終的な選択権の留保
個人情報を記録する場合における情報収集及び利用の制限
情報管理者の設置
消費者に対する説明及び情報提供
などを事業者等に求めている。
タグの読み取りができないようにする方法の例としては(総務省のガイドラインより)
アルミ箔で覆って遮断できる場合はアルミ箔で覆う。
固有番号を含む全部若しくは消費者が選択する一部の情報を電磁的に消去し、
又は当該情報を読み取ることを不可能にする。
タグ自体を取り外す。
がある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
非接触型決済による電子マネー
2000年代前半よりICカード、
特に非接触型のICカード技術を用いた実店舗、自販機、ネット通販のいずれでも使える決済手段が新登場し、
Edy(現:楽天Edy)、Suicaに加えて2007年にPASMO、WAON、nanaco
(基本的に、これらの基礎技術は共通するFelicaであり、おサイフケータイ等はPASMO等の一部を除いては、
アプリを利用する事で設定切換え利用が可能となっている)が加わったことをきっかけに、2000年代後半から急激に流通し始めている。
これも(新たな種類の)電子マネーと呼ばれるようになっている。
おサイフケータイやFeliCaリーダー付きパソコンの普及で、前述の仮想マネーの機能を包含して、
ネット通販でも使われるようになってきている。
具体的には、ICカード(実質的には一種のiCタグなので、形状はカード型に限らずおサイフケータイを
初め小型キーホルダーやリストバンド状なども存在)を利用して暗号技術を駆使することで、
貨幣価値の捏造・偽造、複製、窃盗を防止している。決済手段としては非接触型決済の分類に入る。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』