食物アレルギーとは、特定の食品を飲食することで体内に取り込まれ、
アレルギー状態が発生する免疫反応を言う。
食品によっては、アナフィラキシーショックを発生して命にかかわることもある(特にそばが有名)。
日本では食品衛生法施行規則などにより特定原材料等として、
表示の義務付けや推奨が規定されている。
乳幼児から幼児期にかけては食物アレルギーの主要な原因として鶏卵と
牛乳がその半数以上を占める。
青年期になるにつれて甲殻類が原因のケースが増え、牛乳が減る。
成人期以降では、甲殻類、小麦、果物、魚類といったものが主要なアレルギーの原因食品となる。
日本では食品衛生法施行規則により特定原材料として、
表示の義務付けが規定されている。
この特定原材料以外に表示の推奨が必要とされるものを含めて
「特定原材料等」として扱われる。
特定原材料
食品衛生法施行規則により特定原材料として定義される。省令による品目。
卵【玉子、マヨネーズなど】 、乳【牛乳、乳製品、チーズなど】、
小麦【パン、うどんなど】 、そば - 日本そば、落花生【ピーナッツ】
特定原材料に準ずるもの
特定原材料等として表示が推奨されるもの。通知による品目。
あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、牛肉、
くるみ、鮭、鯖、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ(松茸)、
もも(桃)、やまいも、りんご、バナナ、ゼラチン。
その他
食品衛生法には規定が無いものの、食物アレルギーを起こしやすいとされるもの。
米、ごま、キビ、ヒエ、じゃがいも、マンゴー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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